監督: 荻上直子
制作:2007年
時間:106分
出演:小林聡美 市川実日子
加瀬亮 光石研
もたいまさこ
DVD:2008年3月19日 発売
価格: 5040円(税込)
何が自由か、知っている。
<ストーリー>
南の島の小さな街。
プロペラ機でこの地に降り立った
タエコはハマダという宿泊施設にやってきた。
宿の主人はユージ。
ほか高校教師のハルナや
海辺でかき氷屋を開くサクラが、
この宿に出入りしている。
タエコは観光をしようと名所を聞くが
「ここは観光する場所はない。たそがれるだけです」
と説明される。
独特の空気が流れ、やさしいような、
なれなれしいような不思議な人々に
とまどうタエコは宿を変える決意をするが、
新しい宿泊施設はとんでもないところだった…。
やがてタエコを「先生」と呼ぶ青年が、ハマダを訪れる…。
<思う>
かもめ食堂の監督でもある荻上直子さんの作品は
いつも独特のゆるい空気感があって、
何気ない毎日を特別に感じさせてくれます。
この「めがね」もゆっくりと穏やかに過ぎていく時間を
とても貴重で大切なものなんだち教えてくれる作品です。
どうしても、かもめ食堂と比べてしまうんですが
もう少し何かインパクトがあってもいいかなぁと思いました。
こういうユルく穏やかな作品は大好きなんですが
この作品にはもう少し何だか求めてしまいたくなります。
でもその微妙なスパイスが加わってしまうと
この作品の良さが一気に変わってしまうのかなぁと
思いました。でも、やはり荻上さんの作品は好きです。
色々なところでなるほど。と感心させられます。