監督:石井克人
制作:2003年
時間:143分
出演:坂野真弥 佐藤貴広 浅野忠信
手塚理美 我衆院達也 三浦友和
土屋アンナ 中島朋子 和久井映見
武田真治 寺島進 草彅剛 加瀬亮
DVD:2005年02月25日 発売
価格:4935円(税込)
みんな夕焼け見てた、宇宙のはじっこで。
<ストーリー>
山間の小さな町に住む春野家の人々は、それぞれモヤモヤとした
小さな何かを心に抱えている。長男の一は、片思いの女の子が
転校してしまったショックに打ちひしがれていた。
告白どころか、一度も声を交わしたことすらなかったのだ。
もっとも声をかける勇気なんて初めからなかったのだが、
そう思うとなおさら自分のふがいなさを後悔する日々・・・。
一方、小学校に入学したばかりの妹、春野幸子の悩みは、
ときどき巨大な自分の分身が勝手に出現し、家の庭先や、
学校の校庭で自分のことをじっと見下ろしていることだった。
「いつになったら、大きな自分が目の前から消えてくれるのだろう。」
誰にも言えない小さな葛藤が、幸子を憂鬱にさせる。
<思う>
まずこの映画の内容というかストーリーがはっきりしていない。
そんなところにすごく興味を持ちました。何か大きなできごとが
あるわけでもない。どこか平凡な内容がとても好きです。
そんな大きな波のない話ですが、この映画ではCGが使われていて
見ていて、どこか穏やかで懐かしい感じなのに、新しい感覚が
取り込まれていて、見ていて何とも不思議な気持ちになりました。
自分の中の偏見で、CGを使った作品では日本の懐かしさや
温かさなどは表現できないだろうと思っていましたが
そんな偏見をぶち壊してくれました。とても面白いです。
懐かしいのに新しい。こんな感覚は初めて感じました。
映像的にとても面白く、そしてすごく美しかったです。
とても素敵な作品だと思いました。まさに新しい感覚です。
こういう新しい映画を待ってました。色んな感情になりました。
笑えたり、懐かしがったり、淡い気持ちになりました。良かったです。