監督: 塙 幸成
製作: 2006年
時間: 114分
出演: 宮崎あおい 小出恵介 宮崎将
小嶺麗奈 柄本佑 青木崇高
松浦佑也 藤村俊二
DVD: 2006年11月24日発売
価格:3990円(通常版)
主題歌:『青のレクイエム』元ちとせ
あなたとなら、
時代を変えられると信じていた。
<ストーリー>
高校生のみすずは小さい頃から孤独だった。
学校では友達も作らず、ひたすら本を読む日々。
そんなある放課後、みすずはジャズ喫茶Bに足を運ぶ。
そこで東大生の岸と出会う。
次第に岸の仲間たちとも打ち解け
学校にいるよりも、家にいるよりも
ジャズ喫茶Bにいる時間が増えて行く。
生まれて初めて『仲間』という温かい感覚。
そんな中、岸はみすずにある計画を持ちかける。
「現金輸送車から三億円を強奪しないか?」
<思う>
1968年に起こった三億円強奪事件。
1975年に未解決のまま時効を迎えた。
それからも映画やドラマで取り上げられ日本に旋風を巻き起こした
日本史上最大のミステリーだと言われている。そんな事件をテーマに
したこの映画はかつて無い内容で話題になった。
「三億円強奪事件の犯人は18歳の女子高生だった。」
このキャッチコピーで興味を持った人がたくさんいると思う。
僕もこのテーマで内容を想像し、膨らませ過ぎたのかもしれない。
率直に、あまり面白くありませんでした。
初めは面白いと思っていた設定も、だんだん首を傾げてしまうような
ちょっと強引なところがあるように思えました。
初めの方の内容にも、いまいちピンと来ず
見ている方はとても退屈でした。
タイトルの『初恋』なんですが、
どうも「三億円事件」というテーマが大き過ぎて
見ていて恋愛のことを忘れてしまうし
恋愛の方に気が向いていると
話の強引さに、訳が分からなくなります。
初めの期待が大き過ぎた分
少しガッカリした映画でした。