
監督: 山田英治
製作: 2005年
時間: 83分
出演: つぐみ 大森南朋 目黒真希
高野八誠 藤真美穂 川村亜紀
太田千晶 松田賢二 光石研
DVD:2007年8月24日発売
価格:4935円(税込み)
心の扉を開く鍵 見つかった?
<ストーリー>
美沙子は雨の日、鍵をなくしてしまった。
携帯の電源も切れ、街をブラブラ歩いたり、カフェで時間を
つぶしたり、ふと回りを見渡すと、うだつのあがらない男に
別れを切り出すOLやちっとも売れないミューシャンなど、
さまざまな悩みを持った人たちに出会う。
そんな美沙子には悩みがあった。
別れた彼、良介が忘れられないのだ。
良介に鍵を預けたままだったことを思い出した美沙子は、
思いきって電話をし、家の前まで行くのだが、どうしても
インターホンが押せなかった。
良介には新しい彼女がいるからだった。
美沙子は鍵だけでなく、押さえていた気持ちを探しながら、
夜の街をさまよった。はたして美沙子は、自分の心を開く
“鍵”を見つけることができろのだろうか……。
<思う>
映画全体の雰囲気や流れ方はスゴい好きです。
家の鍵を無くしてしまって小さなできごとから
鍵を持ったままの昔好きだった人を思い出す。
ストーリーにも無理が無く自然な流れだと思いました。
そこから鍵を貰いに行くと決心するまでの
長い時間も彼女の悩みや葛藤が見えて
見ていて気持ちが入りやすかったです。
途中バスに乗ったあたりから少し現実を離れてしまって
ちょっと残念な漢字でした。バスの運転手のあたりは
必要なのかなぁって思ってしまいました。
好きな彼を思いながらもそんなにベタベタとは
彼が出演して来ないことも逆に良かったと思います。
こういう小さなテーマから起きるストーリーが
とても魅力的でした。好きな感じの映画です。