ポップコーン



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好きだ、


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監督: 石川 寛
製作: 2005年
時間: 104分

出演: 宮崎あおい 西島秀俊 瑛太
   永作博美 小山田サユリ 
   野波真帆 加瀬亮 大森南朋

DVD: 2006年9月22日発売
価格:4935円(税込み)

音楽: 菅野よう子



「好きだ、」という一言が言えない。


<ストーリー>


17歳のユウとヨースケ。

お互いが相手に好意を持っているにもかかわらず
「好きだ、」の一言を言えない二人。

二人の感情は、近づき、もつれ、すれちがい、また惹かれ....。
ある哀しい出来事に行き着き。断ち切られてしまう。

それから17年。
34歳のユウとヨースケは東京で偶然に再会する。



<思う>

石川寛監督の作品はいつもシンプルでとても静かで。
時間の流れを感じさせてくれるので、とても大好きです。

ストーリーがとてもシンプルなので
その分、登場人物の感情の変化や時間の流れに敏感になる。

演技も演技らしい演技ではなく、とても自然に
演じるというよりも話す感覚にとても近いと思う。

そしていつも自然の風景などが所々に入ってくる。
そのゆったりとした景色の流れが、時間の流れを感じさせてくれる。

見ていて心が和み、柔らかい気持ちになる。

個人的に今、1番好きな監督です。
カメラのアングルとかも好きです。そしてこの作品は
主題歌がないのが逆にいいと思います。

主題歌がつくと、そのイメージにのまれてしまいますが
この作品が主題歌がなくて正解だと思います。

ふと無性に見たくなる大好きな映画です。
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by moviepana | 2007-06-26 01:17 | ★★★★★

初恋


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監督: 塙 幸成
製作: 2006年
時間: 114分

出演: 宮崎あおい 小出恵介 宮崎将
   小嶺麗奈 柄本佑 青木崇高
   松浦佑也 藤村俊二

DVD: 2006年11月24日発売
価格:3990円(通常版)

主題歌:『青のレクイエム』元ちとせ


あなたとなら、
時代を変えられると信じていた。


<ストーリー>

高校生のみすずは小さい頃から孤独だった。
学校では友達も作らず、ひたすら本を読む日々。

そんなある放課後、みすずはジャズ喫茶Bに足を運ぶ。
そこで東大生の岸と出会う。

次第に岸の仲間たちとも打ち解け
学校にいるよりも、家にいるよりも
ジャズ喫茶Bにいる時間が増えて行く。

生まれて初めて『仲間』という温かい感覚。

そんな中、岸はみすずにある計画を持ちかける。

「現金輸送車から三億円を強奪しないか?」


<思う>

1968年に起こった三億円強奪事件。
1975年に未解決のまま時効を迎えた。

それからも映画やドラマで取り上げられ日本に旋風を巻き起こした
日本史上最大のミステリーだと言われている。そんな事件をテーマに
したこの映画はかつて無い内容で話題になった。

「三億円強奪事件の犯人は18歳の女子高生だった。」

このキャッチコピーで興味を持った人がたくさんいると思う。
僕もこのテーマで内容を想像し、膨らませ過ぎたのかもしれない。

率直に、あまり面白くありませんでした。
初めは面白いと思っていた設定も、だんだん首を傾げてしまうような
ちょっと強引なところがあるように思えました。

初めの方の内容にも、いまいちピンと来ず
見ている方はとても退屈でした。

タイトルの『初恋』なんですが、
どうも「三億円事件」というテーマが大き過ぎて
見ていて恋愛のことを忘れてしまうし
恋愛の方に気が向いていると
話の強引さに、訳が分からなくなります。

初めの期待が大き過ぎた分
少しガッカリした映画でした。
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by moviepana | 2007-06-26 00:47 |

恋愛寫眞


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監督: 堤幸彦
製作: 2003年
時間: 111分

出演: 広末涼子 松田龍平 小池栄子
   山崎樹範 西山繭子 高橋一生
   原田篤 岡本麗 大杉蓮

DVD: 2005年11月22日発売
価格:4935円(税込み)

主題歌: 『2000トンの雨』山下達郎


ファインダーを覗けば
僕はいつでも 君になれる


<ストーリー>

カメラマン誠人の元に、死んだはずの元恋人・静流から
ニューヨークの消印で手紙が届く。
ニューヨークで死んだと言われていた彼女から、なぜ、手紙が?

3年前、2人は一緒に暮らしていた。
誠人の影響で静流もカメラを持つようになった。

ふとした哀しいきっかけで別れてしまった2人だが、
静流は、今でも忘れられないほど、誠人の心に鮮烈な印象を残していた。
誠人は、彼女を探しにニューヨークへと旅立つ。

広いニューヨーク。
静流が送ってきた写真の中の風景だけを手がかりに、誠人は歩き回る。
しかし、いく手には、思いがけない真実が待っていた。
誠人と静流は再び会うことができるのか。
誠人がかつて言えなかった言葉は、彼女に伝わるのか,,,。


<思う>

前半のストーリーは割と静かで時間の流れがハッキリと見えて
とても気持ちがいいなぁと感じました。特に誠人の影響で写真を始めた
静流が誠人よりも先に雑誌の新人賞を受賞してしまうあたりは
自分も写真をやっているせいか、誠人の複雑な心境がとても伝わって来た。

このままの流れで後半もいけばとても良い映画になったと思う。
後半はニューヨークに行った静流を探しに行くのだが
いきなり話が暴れ出してしまう。前半とはあまりにも違い過ぎて
波というか荒波になっていった。格闘シーンやミステリーの要素も入って来て
前半のイメージが壊れてしまう。ラストの結末にも何か納得できなかったりもする。

前半だけ見ればとても良い映画だと思った。
そのまま波のないペースで行ってほしかった。
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by moviepana | 2007-06-13 18:46 | ★★

誰も知らない



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監督: 是枝裕和
製作: 2004年
時間: 141分

出演: 柳楽優弥 北浦愛 木村飛影
   清水萌々子 韓英恵 加瀬亮
   寺島進 平泉成 YOU

DVD: 2005年3月11日発売
価格: 3990円

挿入歌: 『宝石』タテタカコ



 生きているのは、おとなだけですか。

<ストーリー>

トラックからアパートに荷物が運び込まれてゆく。
引っ越してきたのは母けい子と明、京子、茂、ゆきの4人の子供たち。
だが、大家には父親が海外赴任中のため母と長男の二人暮らしだと嘘をつく。

子供たちの父親はみな別々で、学校に通ったこともない。
それでも母がデパートで働き、12歳の明が母親代わりに家事をすることで、
家族5人は彼らなりに幸せな毎日を過ごしていた。

ある朝、母の姿が消え、代わりに20万円の現金と
「お母さんはしばらく留守にします。」と宛てたメモが残されていた。

この日から、誰にも知られることのない
4人の子供たちだけの"漂流生活"が始まった。


<思う>

この映画は実際に起きた事件をモチーフにしている。

身勝手な母親に翻弄される4人の子供たち。
思わず目を反らしたくなるような現実。
それでも子供たちは母親が帰ってくる日を待っている。

子供が当たり前のように成長していく時期で
このような環境の中でも育って行く子供たち。
たくましくも、切なさが散らばる表情やしぐさに胸が苦しくなります。
こんな母親でも子供たちにとってはたったひとりの母親。
母親に褒められると嬉しそうに照れる表情は子供そのもの。

子供たちは自分たちの居場所を作る為に懸命に生きようとします。
自分たちで自分たちのルールを作って生きて行きます。
大人には頼ることなく、自分たちで。

この映画からは得るものがとてもたくさんあります。
1度は見ることをオススメする映画です。
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by moviepana | 2007-06-11 23:53 | ★★★★★

かもめ食堂



e0126259_2220665.jpg監督: 荻上直子
製作: 2005年
時間: 102分

出演:小林聡美 片桐はいり 
   もたいまさこ ヤルッコ.ニエミ
   タリア.マルクス マルック.ペルトラ

DVD:2006年9月27日 発売
価格:5040円(税込み)
主題歌:『クレイジーラブ』井上陽水


かもめ食堂。
それはフィンランドの
ヘルシンキにありました。


<ストーリー>

高い青空と、ゆったり歩く人々。
そんなヘルシンキの街角にある、
小さいけど堂々とした、たたづまいの店「かもめ食堂」。

優しいけれど、きりっとした潔さを持った主人公サチエを取り巻く
普通だけど何だかおかしい人々。そんな人々が織り成す
妙に懐かしく心地よいかもめ食堂の物語が始まります。


<思う>

この映画は最初から最後まで同じリズムで
ゆったりとほのぼのと流れて行きます。
波がないので退屈に感じるかもしれませんが
とてもシンプルで僕は大好きです。

舞台が食堂なので映像の半分以上は狭い
「かもめ食堂」の中です。ずっと同じ所です。
でも、そのシンプルさが時間の流れというものを遅く
させてくれているような気がします。そしてシンプルな映画なので
その分、登場人物の芝居に自然と目が行きます。そこで改めて
小林聡美の演技の素晴らしさを感じることができました。

心が穏やかになる映画で、活力も湧いて来ます。
人の心をキレイにする映画だと感じました。
この映画の時間の流れ方がとても素晴らしいと思いました。
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by moviepana | 2007-06-11 22:47 | ★★★★★

8月のクリスマス


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監督: 長崎俊一
製作: 2005年
時間: 103分

出演:山崎まさよし 関めぐみ 西田尚美
   井川比佐志 大倉孝二 戸田菜穂 他


DVD:2006年3月8日発売
価格:3990円(通常版)7140円(特別版)

主題歌:『8月のクリスマス』山崎まさよし


君は神様がくれた
最高のプレゼントでした。


<ストーリー>

父親から引き継いだ、古ぼけた写真館で働く寿俊。
彼の毎日は平穏そのもので、写真館にやって来る人々の幸せな時間を
写真に刻みつけることや、家族との団欒などで静かに過ぎて行った。

しかし、寿俊には周囲に秘密にしていることがあった。
それは彼の身体は病に侵され、残された時間がわずかしかないということ。
寿俊はそんな運命を取り乱すことなく受け入れ、静かに消えてゆこうと
心に決めていた。そんなある日、彼の写真館に小学校の臨時教員の
由紀子が飛び込んできたことから、彼の毎日が変わり始める。


<思う>

韓国映画のリメイクということで韓国版の作品も見た。
作品を作る上で何か制約があったのかもしれないが
細かな所まで韓国映画と同じでちょっとガッカリした。

日本人ならではの細かな感情などが
すべて打ち消されていたような気がした。

そして韓国映画の特徴なんですが
「キレイ」「美しく」「はかなく」という感じの
映像や内容に物足りなさを感じました。

主人公は病気で余命もわずかなはずなんですが
その状況が全く伝わってきませんでした。
彼が病気で苦しんでいるシーンはあまりなく
あっても布団を被って泣いているシーンくらいで
リアルに伝わってきませんでした。
もっと主人公には苦しんでもらいたかった。
もっと葛藤してもらいたかったです。

キレイにまとめようとし過ぎている印象を受けました。
少し物足りなかったような気がします。
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by moviepana | 2007-06-07 02:42 | ★★

夜のピクニック



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監督: 長澤雅彦
製作: 2006年
時間: 117分

出演:多部未華子 石田卓也 郭智博
   西原亜希 貫地谷しほり 松田まどか
   柄本佑 高部あい 加藤ローサ  他

DVD: 2007年2月23日発売
価格:3990円(通常版)5985円(特別版)

主題歌:『フタリ』MONKEY MAJIK


みんなで夜歩く。ただそれだけなのに
どうしてこんなに特別なんだろう。


<ストーリー>

1年に1度、全校生徒1000人で、
24時間かけて80キロを歩く伝統行事「歩行祭」。

生徒たちは打ち明け話に花を咲かせたり、意中の相手に告白をしたり、
思い思いに一夜を過ごす。今年で最後の歩行祭を迎える貴子は
この歩行祭の間に、密かに賭けをしようとしていた。

1度も話したことのない同じクラスの融に話しかけるということ。
そんな簡単なことが出来ない、親友にも言えない秘密が2人にはあった。

スタートの時間になり、合図と共に歩き出す1000人。
秘密の賭けを胸に秘め、貴子の最後の歩行祭が今、始まる。


<思う>

高校の全校生徒が一昼夜掛けて歩くというシンプルな設定。
このシンプルな設定があるからこそ、登場人物の細かな心境が生きてくる。
そして主人公の男の子と女の子の人間関係は複雑でややこしい。
普通は、こんな大きなテーマがあればそっちをメインにして
複雑な映画になるはずだが、テーマはとてもシンプル。

「気になっている人に話しかける。」というシンプルなテーマ。
良い意味で主人公の複雑な人間関係などどうでも良くなる。で
も、この複雑な人間関係がドラマ感を出しているのかもしれない。

登場人物ひとりひとりの個性や性格などが面白い。
そしてひとりづつの心境など細かく組んでいる映画。

これだけシンプルなのに心の中がザワザワした映画は久しぶり。
とても大好きな映画になった。基本的にそんなに波はない。
主人公の心境の描写がとても繊細で面白い映画です。
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by moviepana | 2007-06-07 02:04 | ★★★★★

ストロベリーショートケイクス


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監督: 矢崎 仁司
製作: 2006年
時間: 127分

出演:池脇千鶴 中越典子 中村優子 
   岩瀬塔子 安藤政信 加瀬亮  他


DVD:2007年4月25日発売
価格:4935円(税込み)

主題歌:『光が消える前に』mount sugar


最悪な出来事を乗り越えられたあたしには、
なんだってできるような気がしたんだよ


<ストーリー>

2年前の大失恋を乗り越えて逞しく生きる里子は
「恋に恋する」日々を過ごすデリヘル店「ヘブンスゲイト」の電話番。

デリヘル嬢の秋代はお金を貯めて5階以上の一人用マンションを購入し、
ボケそうになったら飛び降り自殺することを決めている。
それは決して叶うことのない菊池への想いを貫こうとする彼女の将来設計だった。

プライドが高く、強く生きようとするがために
過食と嘔吐を繰り返すイラストレーターの塔子。

事務OLのちひろは男に愛されることでしか自分の存在を確認できないでいるが
結婚に執着するちひろに恋人の永井はうんざりしている。

仕事も、好きなものも嫌いなものも、全部違う。
でもこの小さな東京で暮らす女の子たち。

それぞれのままならない思いを抱え、傷つき、泣きながらも
人生にきちんと向かい合った時、彼女たちに小さな奇跡が起こる。


<思う>

この映画を予告編を見てから見たんですが
内容は同じですが何だか印象が随分違って見えました。
予告編は適度な喪失感と空っぽな感じでしたが
実際は女性の生々しい感情や行動がリアルに描かれてました。

元々、この映画のターゲットは若い女性だと思うんですが
ホントに若い女性に向けて作ってるなぁと感じました。
男性が見て共感できる映画ではありませんでした。

女性の繊細な感情の変化がリアルに描かれています。
きっとそこが重要な映画です。ぼかしてはならないリアルです。

同世代の女性なら苦しくも心が開放される映画だと思います。
僕はリアル過ぎて女性に対する見方が変わる映画だと感じました。

喪失感や失望感が今の現実的な感情と混ざっているのが
この映画の魅力だと思いました。
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by moviepana | 2007-06-06 18:57 | ★★★★

きょうのできごと


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監督: 行定 勲
製作: 2003年
時間: 110分

出演:田中麗奈 妻夫木聡 伊藤歩 
   柏原収史 三浦誠巳 石野敦士
   松尾敏伸 池脇千鶴

DVD:2004年8月25日発売
価格:4935円(税込み)

主題歌:『マーブル色の日』矢井田瞳


この小さな惑星で、あなたはきょう、
誰を想っていますか。


<ストーリー>

京都の大学院に進学する友達の引っ越し祝いに集まった仲間たち。
そして、そこにはいないけれど気にかかる人。
一方、テレビに映し出されるのは、
ビルの壁に挟まって抜け出せなくなった男や座礁したクジラのニュース...。
どこにでもいるような若者たちの一日。
でも、そこには言葉では伝えきれない想いがあふれている。


<思う>

舞台は大学生の仲間の飲み会。
誰もが経験したであろうオールの飲み会。
お酒飲んで、テレビ見て、ゲームして。
何気ない話で盛り上がって。

そんな僕たちの普段の日常と変わりのない映像で
スッと映画の世界に入って行けます。
まるで自分もその飲み会に参加しているような感覚になります。

小さな世界を描くことによって大きな世界を
そこに見いだせることだできる数少ない映画だと思います。

ここに若者を取り巻く世界があると思います。
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by moviepana | 2007-06-06 03:45 | ★★★★★


波の無い映画が大好きです。邦画が大好きです。
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